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買った方が安い
農作業の合間やイベントの際に地元の農家と話すことがある。

『あんたたちは、楽しみで作りよるんやろうけん無農薬でも有機でも好きなように作ったらいいたい』
『ただ、玉ねぎにしてもキャベツにしても買うたほうが安かろう』

『楽しみで作りよる』わけじゃなく、ちゃんと農業でお金を稼いで生活しようと思っているのだが、本職の農家からはそう見えないところが情けない。

あと、『買った方が安かろう』とも言われる。そのとおりなのだ。

レッツ農のメンバーで専業で食べているのは、ひとりだけ。あとは、アルバイトをやったり、嫁さんが仕事をしてなんとか家計を支えている。生産した農作物だけで生活してゆこうとすると、玉ねぎ1個いくらで売ればいいんだろう。

『買った方が安かろう』という言葉で、もうひとつ思い出したのは、家電や道具だ。調子が悪かったり、故障したりすると『修理するよりも買った方が安いですよ、お客さん』と店員さんに言われる。

おかしいよな。うん。なんかおかしい。と一人でぶつぶつ言いながら、買い換える。

いろんな物がどんどん安くなって物が豊かになって、生活が便利になった。
なにも悪いことはないようだけど。
安い人件費で過酷な労働を強いられている人の上に今の経済が成り立っているように思えてしかたない。いま農業を選択することは、それに近いのかもしれない。

話が横道にそれるが、福島原発で事故処理に対応している人の中にも安い日当で危険な作業に従事している人がたくさんいる。必要以上に快適な生活をするため原発を容認したわたしたちは、電気代の上乗せや増税でお金を払うことになる。それだけでいいんだろうか?
だれもあえて原発を選択したつもりはない。ただ反対もしていない。
要は容認したわたしたち。『危険な作業は嫌だから、お金を払うよ。それでいいだろう』とは言えないと思う。

うちのメンバーもいろいろいて、農地や農機具がバンバン買える人も居るが、ほとんどは『買えないものは作るか借りるかもらう』もしくは『工夫して代替品を探す』だ。
ちょっと寂しい感じだけど、意外と楽しい。DIYショップに行くと、つい時間を忘れて『この棒とあのビニールを組み合わせるとミニハウスが出来るな。キットで買うより安い』などと自分の工賃を考えず買ってしまい、他の農作業が後回しになって夜なべをするはめになる。

資金はたくさんあったほうが時間を有効につかえるのは間違いないが、なんか割り切れない。

『貧乏人のひがみ2』になってしまった(笑)

生業としての農業 | 【2011-05-04(Wed) 12:53:28】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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こちあか編集部

Author:こちあか編集部
にわか百姓です。
借りた田んぼと畑で少しばかりの米と豆と芋を作っています。

今、興味のあることは、UBI(ユニバーサルベーシックインカム)とSDGs(持続可能な開発目標)。
今みたいに、あくせく働かなくても、みんな豊かに暮らしていた時代があったはずなのに、いまはなんで、こんなに働いているのに苦しいのか、ちょっと立ち止まって考えてみようと

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